1年少し前(2014年の秋頃)から少しずつ走り始めました。
なぜ走ろうという気持ちになったのか、それは、ある飲み会でたまたまランニング好きの人(60歳すぎ)と同じテーブルになったことにありました。その人は自分の経験から、ランニングが身体の健康だけでなく、精神面にも良いことを熱く語ってくれました。
そして、「山下さん、ランニングを始めてみませんか。走ったらほんと気持ちいいですよ。66歳ならまだまだ十分走れます。ぜひ一度走ってみてください。」と言われました。
「66歳ならまだまだ十分走れます」 この言葉に元気づけられて、走り始めたのでした。
最初のうちは、ものの100mも走れませんでした。すぐに息が切れて、ゼイゼイと苦しくなるありさまでした。走る姿もまさに「ドテッドテッ」という感じで、しばらくの間は、向こうから人が来ると、我ながらみっともなくて、走るのをやめて、歩いているふりをしていました。
それでも、1週間に1~2回でも走っていると、徐々に徐々に走れる距離は延びていきました。2015年の2月頃には何とか2.5㎞くらい走れるようになっていました。ウオーキングの人と同じくらいのスピードですが。
そして、とりあえずということで申し込んでおいた2月22日の、吉備路マラソンの5㎞に初参加しました。正直走りきる自信は無く、走れなくなったら歩けばいいからと思っていたのですが、何とか完走できました。一人で走るのと違い、多くのランナーと一緒で、まわりの応援の中で走ると、持てる力以上に頑張れることがわかりました。
その後、もう少し走ることが出来るようになり、10月11日には吉備高原車いすふれあいロードレースの10㎞に参加し、なにはともあれ、完走できました。タイムは内緒ですが、いまだ他の人を抜いたことは数えるほどしかありません。ウオーキングの人を抜きさるのが、今でもなかなか大変な程度のスピードです
でも「まだ結構やれるじゃないか」と少し自信も持ちました。
ところが、順調にきたのはここまででした。
年末12月6日の夕方、運動公園をランニング中に、こけてしまいました。
一瞬のことで、顔面から路面に打ち付けられました。メガネのフレームが折れ曲がり、片方のレンズは割れて、血まみれになりました。日曜日のことで、病院は休診、タオルで顔を押えながら、やっとのことで自宅に帰りつきました。
後日、何が原因でこけたのか現場検証に行きました。ほんの1~2センチの段差でした。若いときだったら、足がもちこたえるか、こけても手が出ていたのに、その段差につまづき、もろに左顔面から舗装道路に直撃したのでした。
やはり、年相応でした。気持ちは少年と変わらないつもりでしたが、体は老人でした。
しばらくの間、顔一面に絆創膏を貼って、マスクをして過ごしました。口の中も大きく切れたので、傷がふさがるまで、流動食にしました。
顔の正面から激突して、鼻がつぶれていたらどうなっていたでしょうか。考えるだけでゾッとします。左顔面からで「有難いことだった」と思いました。
今は立ち直って、12月26日から、再び走り始めています。とにかく、こけないようにと気を付けながら。
同期の仲間で、誰か走っている人はいませんか。
大阪在住の武内君(落合学級)は昨年12月ホノルルマラソンで完走したそうです。今年の岡山マラソンに同級生の皆さんで挑戦してください。身体には気を付けて体力を過信しませんように応援します。
武内君、フルマラソンを完走するとはすごいですね。私とは全く別次元のレベルですが、今度会ったら、ぜひいろいろな話を聞いてみたいですね。
山下君 名誉の負傷にも負けず 志を捨てない姿勢 尊敬します
私 ここ一年位、日の出とともに出発してのウォーキングを続けています
毎朝すれ違う中に、当然、ランナーもいます
そんな時 「走ってみようかな?」 と 思うのですが
自分の走力に自信がなく(長期の怠惰な生活のせい) 一歩が出ません
今度 「走ろうかな?」 と 思ったら 10メートル走ってみます
そのうち ホノルルまで 辿り着けるかも???
2月28日に「2016そうじゃ吉備路マラソン」へ参加しました。
昨年12月6日にこけてから、初めての大会参加でした。
10㎞の50歳以上の部にエントリーしましたが、結果は588名中、451位でした。
私にとっては、思ってもみなかった好成績でした。
これからも、年齢を自覚して、楽しみながら、走りたいと思います。