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無線機ーパソコン接続CI-V用ケーブル代用品試作
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4)HDSDRを使ってバンドスコープ(1)(周波数相対値表示)  HDSDRを使って周波数を相対値で表示する
5)HDSDRを使ってバンドスコープ(2) (周波数絶対値表示)  HDSDRで周波数の絶対表示をします

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IC-732を修理してテストをした。受信感度、送信出力、ツートーン特性、周波数精度などは調整でほぼ満足なところまできた。しかし、この機種の欠点であるディスプレーが文字化けして、判読困難となる症状に悩まされていた。実戦運用には、誤読などのリスクがあり使用を躊躇せざるを得ない。ウェブを探すと、本体に有機ELなどで自作したカウンターを入れて修理した方もおられるようだが、ものぐさの小生には高嶺の花であり諦めた。それでもなんとかと調べると、CI-Vを活用して、パソコンを外付けカウンターにするという方法があることが分かった。そこで今度は、CI-Vへ接続のためのケーブル探しが始めた。格安な方法として昔のドコモmove用データー読み出しケーブルが使えるという情報を得て、探したがこんなもの既にどこにも売っている訳がない。やっと見つけたのがハードオフのジャンク箱で108円なり。今度は、これのパソコンドライバー探しである。PL-2303というチップを使っているのだが、なかなか入手できない。チップメーカーのProlificのサイトからダウンロードしても、認識しない。そこで断念。

最後にたどりついたのは、アマゾンである。似たような機能のTTLシリアルコンバーターを物色していると「USB2.0 TO TTL 6ピンシリアルコンバーターUARTモジュール CP2102STC6ピン」というユニット。もう一つは「ARDUINO 新しい3.3V5.5VFT232RL FTDI USB-TTL シリアル232 アダプタモジュール」。いずれもワンコイン程度で買えるが、中国サイトのものらしい。ダメもとで注文すると、10日くらいで郵便で送られて来た。

ARDUINOの方は、windows7の内臓ドライバーで認識して、接続したら見事に使えた。そこで、欲を出して、ネットに繋がないのならと休眠中のXPパソコンに繋いだら、ドライバーがない。そこでチップメーカーのFTDII社のサイトからドライバーをダウンロードしたが、認識しない。いやな予感がしたので、そのままwindows7パソコンに戻したら、今度は認識しない。どうもこのチップは、コピー品の可能性がある。純正のドライバーには、これを使えなくするプログラムが入っていてチップを使用不能にするのではないか。

「USB TO TTL6ピンシリアル」のチップはPL-2102でwindows7、XPともProlificのドライバーが当たり使用可能となった。

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外観

 

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保護のため適当なプラスチック容器へ格納

 

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XPのノートパソコンにHRDをインストールして表示。もちろんハムログでの表示も可能。

 

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本体の読み取りは、ごらんの通り。これを信じて電波を出したらオフバンド。

自分でやられる方は、自己責任でおねがいします。